SERIES No.029 T-REX 失われた世界の脅威。最大級の肉食恐竜が現れる。


商品詳細

ジュラシックパークの驚異!!恐竜界最大級の肉食恐竜
「T-REX」が特撮リボルテックシリーズに登場!!

●現代に甦った恐竜と人間たちの戦いを描く冒険SF映画「ジュラシック・パーク」の続編【ロストワールド:ジュラシックパーク】より、作品の中でメイン恐竜として描かれているT-レックスが登場
●恐竜の生物感あふれるフォルムや表皮をリアルに表現した造形に12個のジョイントを投入して広範囲な可動を併せ持つ遊んで飾れる【リアル恐竜可動フィギュア】が誕生
●長い尻尾は内側に金属線を仕込んでいるため自在に曲げることが出来、動きのあるポーズ付が可能
●口は大きく開くことが可能、開き具合によって牙などの見え方も変わり、様々な表情を演出
●可動入りのシダの木や雨に濡れた湿った地面など劇中の世界観を取り入れたジオラマ風の飾り台が付属、T-レックスと組み合わせて飾ることもできる
●足の指が「開き」と「閉じぎみ」2タイプの足パーツが付属、「開き」は2足立ちポーズなどで活躍し、「閉じぎみ」は片足を上げた時に付けて暴走する様子を演出
●造形は動物造形の第一人者であり、これまでに何百という動物フィギュアを制作し、高い評価を得ている松村しのぶが担当

(左)恐竜界のトップに君臨する「T-REX」がアクションフィギュア特撮リボルテックになって大暴れ!!
映画『ロスト・ワールド:ジュラシックパーク』のメイン恐竜「T-REX」が特撮リボルテックシリーズに登場!!暴君竜とも呼ばれる最強の肉食恐竜がアクションフィギュアになってキミの手の中で暴れだす!!

(右)原型師:松村しのぶ氏による生命感溢れる造形!!
動物フィギュアを得意とし、特撮リボルテックではガメラ・ギャオス各2作品やバラゴンといった怪獣の原型で高い評価を得てきた松村しのぶ氏が「T-REX」の原型製作を担当。その細部にまでこだわり抜き造形されたウロコ状の肌やシワの表現は生命感を強く感じさせる、まさに圧巻の完成度!!

(左)特徴的な大きな口は開閉可能!!
「T-REX」の特徴的な大きな口は開閉が可能。口を開くことで下の歯や、舌などの作りこまれた造形があらわになる!!
(右)首部分には3箇所に可動ギミックを搭載!!
首部分には2つのリボルバージョイントと首の回転ギミックを搭載。たたずむ姿勢はモチロンのこと、首を突き出す姿勢、何かを探しているような仕草などバリエーションに富んだポージングが可能。

(左)尻尾はベンダブル構造により様々な表現が可能!!
尻尾は特撮リボルテックシリーズでも多く採用されている「ベンダブル構造」。様々な方向へ可動させることができ、全体のバランス調整や活き活きとしたポージングを可能にする!!
(右)脚部に組み込まれた4箇所の可動ギミックにより大胆なポージングが可能に!
「T-REX」の脚部には3つのリボルバージョイントと可動関節、片足に計4箇所の可動ギミック搭載。足の付根は大きく開くこともでき、地面すれすれの低い体勢や直立に近い格好まで様々な姿勢を取らせることが可能!!

(左)シダ植物や濡れた地面で世界観を表現した、ジオラマ風の飾り台が付属!!
作品の世界観をより深く表現するため、シダ植物や濡れた地面などで巧みに再現されたジオラマ風の飾り台が付属。古代植物を思わせるのパーツ部分はリボルバージョイントにより動かすことも可能。さらに、足パーツの設置と足首のリボルバージョイントの差し込みにより走行時の片足のポージングも可能!!。
(右)走行時の指先を表現したオプションレッグが付属!!
「T-REX」の走行時に、足の指先が閉じているのを再現したオプションレッグが付属。
飾り台に片足を上げた状態(走行姿勢)でポーズをさせているときに、よりリアリティーを増す再現が可能。

(左)こだわりの詰まったオプションパーツで広がる世界観!!
飾り台×1、オプションレッグ×2、ネームプレート×1

フィギュア詳細

■全長:約195mm
■可動箇所:全16箇所
■ジョイント使用数:12個
10mmジョイント×4/8mmジョイント×6/4mmジョイント×2/

付属品

飾り台×1
オプションレッグ×2
ネームプレート×1

原型師

松村しのぶ

希望小売価格:3334円(税別)

The Lost World: Jurassic Park is a trademark and copyright of Universal Studios and Amblin Entertainment, Inc.
Licensed by Universal Studios Licensing LLC. All rights reserved.



特リボのツボ:ティラノサウルス(T-REX)

Coming Soon…


特撮研究家の面白話:ティラノサウルス(T-REX)

恐竜映像の革命児、「ジュラシック・パーク」
スピルバーグの演出が光らせたT-REX。

 熱烈な恐竜ファンだったスティーブン・スピルバーグ監督は、いつか恐竜が次々に出てくる映画を作りたいと心の中で思いながら、新鮮なストーリーがなく、恐竜を描く特撮テクニックも満足できなくて、手をつけられなかった。
1990年、SF作家マイケル・クライトンの遺伝子工学で恐竜を復活させるSF小説「ジュラシック・パーク」がベストセラーになり、その斬新なアイデアが気に入って映像化権を手に入れたスピルバーグ監督は念願の恐竜の映像化に乗り出していった。
スピルバーグ監督は準備に2年間をかけ、まず原作者のマイケル・クライトンと新鋭の脚本家:デビッド・コープと徹底的に話しあって、映画用の脚本を練りあげていった。原作の持っている複雑な科学討論と非常な残酷さを抑え、恐竜が住む島に今自分がいるんだというワクワク感、誰もが見たかったさまざまな恐竜の雄大なスケール感と、その生態を見るドキドキするような気分。そしてユーモラスな人物像とファミリーのセリフを次々と映画に盛り込んだ。
スピルバーグ監督には4人の子供がいて、8歳で恐竜ファンになった子供時代の自分を含めて、彼らが目をそむけるような残酷描写をこの映画に持ち込むつもりはなかったのだ。恐竜は見るだけでワクワクするような素晴らしいキャラクターだったからだ。
 恐竜が登場してくる印象的な映像設計は、SF映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのプロダクションデザイナー:リック・カーターが連続シーンのストーリーボードで作り上げた。「ジュラシック・パーク」のビジュアルイメージはスピルバーグ監督がリック・カーターと話し合いながら、「いや、このシーンは草原を駆けてくるイメージだよ」とか、「カメラがパンアップして見上げるような大きさを出さなきゃダメだ」、「近づいてくる恐竜の息がかかるんだ、そこで」と思いついたパノラミックな撮影イメージをカーターが入念にストーリーボードにまとめていった。恐竜ごとに違うビジュアルイメージを生んだことが大きかったのだ。
 「ターミネーター」や「エイリアン2」を手がけたスタン・ウィンストンが指揮して実物大のアクションモデルの恐竜たちを造形していった。恐竜の最新学説や骨格、皮膚、標本について1年近い調査をかけ、スタン・ウィンストンはリアリティー溢れる恐竜の造形に挑戦していった。
スタン・ウィンストンの造形チームは、恐竜ごとに5種類のサイズが違う検討モデルを作り、スピルバーグ監督のチェックを受け、ついには20フィートの実物大のT-レックスのアクションモデルを作りあげる。ファイバーグラスの骨格で、3000ポンドの粘土のモールドで生み出された精密な合成ゴム(latex)の皮膚で全身をカバー、空気圧のメカニックでコンピューター制御される大型モデルだった。その全身のパーツはコンピューターの操作ボードによって自由に動かすことができた。スタン・ウィンストンの工房チームは、ミニチュアサイズのWaldo(ワルドー:スタッフがミニチュアモデルにつけた愛称)と呼ばれるアクションモデルを作りそれで入念な動きのリハーサルを続けて、その動きのデータを記録して、それをT-レックスや恐竜たちの息をのむ演技を生みだしていった。
60人の造形チーム、エンジニアや操作スタッフ、人形アニメーターが全編に現れる6種類の恐竜たちのモデルと卵から生まれる子供の恐竜と造形面で支え続けた。
「ジュラシックパーク」は、その実物大の恐竜アクションモデルとCG(コンピューターグラフィックス)の恐竜のビジュアルが素晴らしい融合を見せ、恐竜映画のイメージを一新した特撮映画だったが、ILMの特撮スーパーバイザー:デニス・ミューレンにとっても本当に印象に残る映画であった。
デニス・ミューレンはこう語る。「6ヶ月前ならこの映画のCG技術は考えられもしなかった。『ジュラシック・パーク』で初めてCGキャラの中に頭蓋骨や全身の骨格を入れて自由に映像とカメラを動かし、パースをつけることができるようになった。革命的な前進だった。」
Matadorと呼ばれる革命的なソフトプログラムをイギリスの小さなコンピューター会社パララックスが開発。CGのどんなパース変換も自動でコンピューターが解析、背景やCGキャラのシャドー変換も1億6700万色の色彩変化でクリアーに自然に見せ、CG映像のリアリティーを格段に上げるプログラムだった。
ILMはこの会社と契約して、そのプログラムで試作した恐竜の映像は、地面とのマッチングや恐竜の皮膚感も見事なもので、どんな繊細な皮膚のモールドやカラーリングも動きの中でギクシャクせず、日の中から影に入ってもスムーズに色彩変化を見せ、スピルバーグ監督はそれを見て「まるで未来を見てるみたいだ!」と感激した。
「ジュラシック・パーク」はこの最新CGプログラムを映画で使用した最初の作品となった。全篇54カット、6分30秒のCG映像の恐竜を全て「これはCGだ!」と見抜ける人はまずいないと思う。車を追うT-レックスの映像を映画館の中で見ながら「映画の特撮はまたこれで面白くなるなー!」とうなったのを鮮やかに覚えている。今日の「アイアンマン」、「トランスフォーマー」のCGテクニックもまさにこの「ジュラシック・パーク」から始まったビジュアルの発展なのだ。
 特撮リボルテックのT-レックスはシダ植物の茂った飾り台も楽しいのだが、出来ればあなたの手持ちの人間の小さなフィギュアをうまくパースをつけて、T-レックスの手前に置いて人間ナメで見つめると楽しさは倍加される。少し首を下げぎみにして、口を開き、シャドーを強調すると、T-レックスの表情がコワモテの感じになる。ちょっとディスプレーで工夫したくなる、現代にいる恐竜というムードも出してみたら楽しいぞ!
(特撮研究家・池田憲章)