商品詳細

【樋口真嗣特撮監督監修による撮影現場版】
2016年12月23日再登場予定!!予約受付中

「特撮リボルテック レギオン」(2011年発売)が、特撮監督・樋口真嗣氏の再監修により、撮影に使用されたプロップ(着ぐるみ)により近づけた塗装で帰ってきました。
撮影現場に存在した「本物」の色味をご堪能ください。

外宇宙から襲来し無限に増殖する未知の生態系、その名はレギオン!
全ての群れを統率する巨大レギオンを圧倒的造形で完全再現!
●当時最新の映像技術により生まれ変わった特撮映画「平成ガメラシリーズ」に現れた新怪獣、レギオンが【特撮リボルテック】に襲来
●甲殻類などの外骨格生物を思わせる独特かつ規格外のデザインを余すところ無く造形
●頭部尖端のフードが開きマイクロ波シェル発射体勢に
●両眼、頭先端部、腹部エッグチャンバーなどの特徴的な部分にクリアパーツを使用
●干渉波クロー(胸部左右の爪)、両腕、6本の脚が可動
●ミニサイズガメラ(飛行姿勢)、ソルジャーレギオン(7個)が付属

LEGACY OF REVOLTECH Ver.

※商品詳細・付属品は特撮リボルテックSERIES No.032レギオンと同様です。

特撮リボルテック版

(左)昆虫や甲殻類をモチーフとした「レギオン」の禍々しくも完成されたデザインを完全再現!!
1996年公開の映画「ガメラ2 レギオン襲来」に登場する宇宙怪獣”レギオン”。昆虫や甲殻類がモチーフとされているその禍々しくも完成されたデザインを圧倒的な迫力で再現!!

(右)全身に施された細やかなディティールにより、生命感あふれるレギオンが完成!!
昆虫・甲殻類をモチーフとした全身の細部にもこだわりレギオンを再現!!
外殻の表面処理や、各部の接続部分など、細かいディティールへこだわることで、生命感あふれるレギオンがここに完成!!

(左)全身に31個のリボルバージョイントを使用し、全49箇所の可動で”レギオン”を自由に動かせる!!
全身に組み込まれた31個のリボルバージョイントを含む、特撮リボルテック史上最大の全49箇所が可動!!これまでにない可動箇所数を駆使して様々なポージングに挑もう!!
(右)干渉波クロー、頭部の可動でレギオンの様々な表情を再現可能!!
10本の干渉波クローの各2箇所、計20箇所が可動。首から頭部にかけての10箇所の可動を組み合わせることで、様々な表情のレギオンが楽しめる!!

(左)頭部尖端のフードが開くことで、マイクロ波シェル発射ポーズが可能に!!
頭部尖端のフードは開閉が可能になっており、レギオンの強力な攻撃「マイクロ波シェル」の発射ポーズを再現可能!!
(右)頭部先端、目、エッグチェンバーは透明素材により再現!!
頭部尖端のフードを開いた時の頭部先端、目、さらにソルジャーレギオンを生み出すエッグチェンバーは、透明素材により劇中イメージそのままに再現!!

(左)大槌腕、脚部、計8本の手足が可動!!
大槌腕は、つけ根・はさみ部分が可動。各脚部は、つけ根・足先がそれぞれ可動し、様々な形態のレギオンを表現できる!!
(右)走全長約200mm、圧巻のボリューム!!
全高約125mm、全長約200mmの大ボリュームで”レギオン”を再現!
大ボリュームに詰まった造形を楽しみながら、可動で遊びつくそう!!

(左)ソルジャーレギオン、ミニサイズガメラ(飛行ポーズ)が付属。
レギオンから生まれ、街に放たれる「ソルジャーレギオン」が7体、さらにガメラの飛行ポーズを再現したミニガメラが付属。レギオンと組み合わせることで劇中の様々なシーンを再現できる!!
(左)激闘をよみがえらせるオプションパーツで、さらに広がる楽しみ!!
ミニサイズ ガメラ(飛行ポーズ)×1、ミニサイズ ガメラ用スタンド×1、ソルジャーレギオン×7、ネームプレート×1

フィギュア詳細

■全高:約125mm
■可動箇所:全49箇所
■ジョイント使用数:31個
10mmジョイント×5 / 8mmジョイント×5 / 6mmジョイント×5 / 4mmジョイント×16

付属品

ミニサイズ ガメラ(飛行ポーズ)×1
ミニサイズ ガメラ用スタンド×1
ソルジャーレギオン×7
ネームプレート×1

原型師

渡辺結樹(G-tempest)

レガシーOFリボルテック版:
6400円(税別)

特撮リボルテック版:4096円(税別)
©1996 角川映画 NHFN


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特リボのツボ:レギオン

Coming Soon…


特撮研究家の面白話:レギオン

人類滅亡の時迫る!!
ガメラとの果てし無き激闘が続く!
宇宙から飛来した宇宙怪獣レギオン。

平成ガメラシリーズが始まる数年前、旧知の大映プロデューサーから電話があって、新宿で会合を持ったことがある。脚本家の伊藤和典氏と金子修介監督が「ウルトラQ」のリメイク映画の企画を温めていて、「怪獣ファンとして意見を聞かせて欲しい」と言われてビックリしてしまった。
伊藤氏がまとめていたストーリー案は、プロローグ部分はビル街を突き抜けて現れるマンモスフラワー、さらにオリジナルのたしか水中怪獣のエピソードがあり、もう1本あったストーリーは忘れてしまったが、「ガラダマ」のガラモンがクライマックスであった。モノクロのイメージボードもついていて、森林からカラスが飛び立つと森に見えたのがガラモンの背中だったり、ガラモンの背中からトゲが散弾銃のように発射されるという旧作の映像にない新イメージが続出していて怪獣映画を現代に再生したいと考える伊藤、金子両氏の熱気が溢れており、「感想を含めて実現したらぜひ取材させて下さい。」といろいろ話しあった。
その企画はある事情で中止となり、脚本・佐々木守、実相寺昭雄監督の「ウルトラQ ザ・ムービー」が別ルートで作製されることになり、伊藤・金子両氏の残念さを思うと、ひとり天を仰ぐしかなかった。

平成ガメラシリーズは伊藤・金子両氏にとっては、怪獣映画再生にかけた雪辱戦で、怪獣を成立させる現代科学の新アイデア、人類を滅亡させるかもしれない怪獣の根源的なパワーの再生、怪獣映画のビジュアル・エンターテイメントとしてのおもしろさを画作りで見せ続けられること(樋口真嗣特技監督がこの映像面のアイデアと演出を担当した)、怪獣が出現して人間が逃げるだけじゃない有機的にからみ展開していく怪獣と人間側のドラマの確立…と、現代人が見る娯楽映画として怪獣映画を新生させていった。

「ガメラ2 レギオン襲来」(1996年公開、金子修介監督)には、大宇宙から襲来する新怪獣レギオンが登場。前作「ガメラ 大怪獣空中決戦」(1995年公開、金子修介監督)では旧シリーズの怪獣ギャオスだった敵怪獣を、まさにガメラを圧倒する新怪獣としてレギオンに様々なアイデアとスーパー能力を導入してみせた。
地球の炭素生命体と全く異なる生体システムを持つ宇宙から飛来する珪素からなりたつ生命体で、人類文化が使う電気システムとネットワーク電子回路にとって天敵ともいうべき攻撃で、人類の文明社会を滅亡へ追い込もうとする。
隕石のように飛来して、地中を移動し、巨大な花上の草体と共同関係で、ソルジャーレギオンの幼生体から成体の巨大レギオンと、その姿を変態させてパワーアップしていくアイデアの冴えていること。甲殻類や節足動物、昆虫などの外骨格生物のフォルムを全身のパーツが持っているのもビジュアル的にその能力を実証するイメージがあった。
アニメーターの前田真宏氏がモンスターデザインを担当し、品田冬樹氏がモンスタースーツを造形して、従来の怪獣映画にない新イメージを持つ怪獣としてレギオンは生まれた。

レギオンはビジュアル的な映像快感で何度も目を見張らせた怪獣で、仙台から退避しようとガメラと更新できる少女・草薙浅黄(藤谷文子)が仙台空港へやってくると、突如レギオンが地中から出現して浅黄ら避難民が乗り込んだ自衛隊の大型ヘリコプターを襲おうとする。すると大空からガメラが飛来し(ガメラの両腕がヒレ状になっていて、ウィングに見えるおもしろさ!)、そのガメラに気がついて身構えるレギオン。そのスキを突いて飛び上がって逃げようとする自衛隊ヘリ、とその中に乗る浅黄がヘリコプターの窓からガメラを見上げる息を飲むような映像のサスペンス。あれはまさに怪獣映画の最良質のドラマティック・エフェクトだった。
地上にいるレギオンと空駆けるガメラの両者の空間量もしっかりと計算されていた。そして地上へと制御着陸するガメラのカッコイイことといったら!
ぜひ特撮リボルテックのレギオンと同時発売のコールドキャスト製G2ガメラのモデルを対峙させて(空港の簡単なジオラマ滑走路を作ると盛り上がるぞー!)、特撮リボルテックで遊ぶおもしろさを味わって欲しい。

低い家並みが広がる足利市で戦うレギオンとガメラの対決も見せ場が多く、レギオンの頭部の巨大な角が左右に開いて発射する「マイクロ波シェル」の波動やムチ状の刺さるレギオン・ビュートと、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の絵コンテ・演出スタッフでもあった樋口真嗣特技監督の胸のすく光線アタック(これがまた痛そうな光線攻撃ばかりで、この生理的な味わいは樋口特技監督だけが作れる特撮ビジュアルだった)、威嚇するように開く10本の干渉波クローの触手…今回の特撮リボルテックのレギオンのモデルは品田冬樹氏入魂の造形と硬質な肌の質感・操作性を持っていたレギオンのモンスタースーツを、31個・4種のリボルバージョイントを含め全49箇所の可動箇所によってアクションフィギュア化していて、その全身にみなぎるエネルギー、怒りに震えるポーズを自在に動かせる触手で表現してもらいたい。
特撮リボルテックのレギオンを見ながら「こんな形だったっけ?」と映画のDVDを何度も見なおして思わず何ポーズもシーン再現のアクションをモデルにさせてしまった。
ガメラと並んだ時のこのレギオンのボリューム感の迫力。怪獣映画の新時代をつくろうと挑んだ若き特撮スタッフの気迫がみなぎる名キャラクターだった。

(特撮研究家:池田憲章)