SERIES No.026 ガメラ[1967] 少年たちが憧れた大怪獣ガメラ!!回転飛行形態も完全再現!!


商品詳細

全ての少年の記憶に残る昭和の大怪獣ガメラが復活!
頭部を収納する驚異のギミックで円盤形態に変形!

●大空、深海、地底、宇宙から襲い来る怪獣から地球を守る子供の味方、あの懐かしい形態の通称「昭和ガメラ」が【特撮リボルテック】に登場
●驚きのギミック!腹部が大きく開き、内部に頭部をまるごと収納!手足を噴射エフェクトパーツに差し替えて円盤飛行形態に完全変形!
●着ぐるみのディテールを完全再現しながらも生物感溢れる表現は、造型師・松村しのぶ作品の真骨頂
●口は大きく開閉。また、敵怪獣を焼き尽くす火柱を模したエフェクトパーツを口腔に取り付けて劇中の対決シーンを再現
●尻尾にも3個のリボルバージョイントを使用。円盤形態では先端部のみを取り付ける
●飛行形態でディスプレイできるスタンドが付属

(左)昭和特撮映画を牽引した大怪獣「ガメラ」が特撮リボルテックに登場!!
1965年から1980年までに8作が公開された特撮映画「ガメラ」シリーズの中から、1967年公開の「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」版のガメラが遂に特撮リボルテックに登場!!昭和特撮映画になくてはならない大怪獣が今君の手に!!
(右)記憶に残る昭和版「ガメラ」を完全再現!!
特徴的な甲羅、腹部、手足といった各部のディティールを完全再現!!また「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」版のやわらかい表情のガメラを忠実に再現!!

(左)尻尾に4つのリボルバージョイントを使用!!
尻尾の根元を含め4つのリボルバージョイントを使用することで、大きく可動させることができる!!
さらに、リボルバージョイントが細かく組み込まれているため様々なポージングが可能!!
(右)二足での素立ち、四つん這いのポージングが可能!!
計算されたリボルバージョイントの組み込みにより、四肢を再現することで可動の自由度を高め、素立ちから四つん這いまでポージングが可能!!

(左)オプションパーツにより昭和ガメラの必殺技「火炎放射」が再現できる!!
ガメラの必殺技である「火炎放射」をオプションパーツにより再現!!臨場感のあるポージングや、様々な敵怪獣とのシーン再現が可能!!
(右)胸部パーツが開閉し頭部を収納でき、エフェクトパーツにより変形できる!!
ガメラの特徴である飛行ポーズ再現のためのギミックとして①胸部パーツが開閉。
②ガメラの頭部を収納し、③オプションパーツである円盤形態用首カバーをセットし、④手足を円盤形態用噴射エフェクトパーツに交換することで、ガメラの最も有名で印象的な円盤形態へと変形が可能!!

(左)スタンドの使用により、回転飛行・飛行形態を忠実に再現!!
付属のスタンドを、本体側面に用意された穴に接続することで、円盤形態へと変形したガメラの飛行シーンを再現可能!!さらに、首・手をそのままにした状態の飛行形態も再現できる!!
(右)特撮リボルテックで、昭和・平成の時を越えた「ガメラ」をコレクションできる
現在発売中の、平成版ガメラである「特撮リボルテック SERIES No.006 ガメラ」(別売り)と並べることで、時代を超えたガメラのコレクションが可能!!2体のガメラの異なったディティールを楽しもう!!
※「特撮リボルテック SERIES No.006 ガメラ」は別売りです。

(左)オプションパーツで昭和版「ガメラ」の様々なシーンが甦る!!
円盤形態用噴射エフェクトパーツ×4、円盤形態用首カバー×1、火炎噴射エフェクトパーツ×1、飛行ポーズ用スタンド×1、ネームプレート×1

フィギュア詳細

■全高:約130mm
■可動箇所:全20箇所
■ジョイント使用数:23個
10mmジョイント×2/8mmジョイント×14/6mmジョイント×7

付属品

円盤形態用噴射エフェクトパーツ×4
円盤形態用首カバー×1
火炎噴射エフェクトパーツ×1
飛行ポーズ用スタンド×1
ネームプレート×1

原型師

松村しのぶ(可動アレンジ:大津敦哉)

希望小売価格:3334円(税別)

©角川映画



特リボのツボ:ガメラ[1967]

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【ガメラ第2弾は当時の子どもたちを魅了した昭和版!!】

特撮リボルテックのなかでも最初に製品化されたガメラは「平成版」だったため、2作目は当然ガメラ2版…と思っていた方も多かったかも知れません。しかしながら予想を裏切って“昭和版ガメラ(1967年公開『対ギャオス』版)”がラインナップに加わります。
1970(昭和40年代後半〜50年代前半)年代はテレビ、映画で毎日のように怪獣が暴れまくり、多くの子供をとりこにしていました。中でもガメラは「子供の味方」としてブームの中心となっていたものです。


【細部までこだわられたディティール、可動を配慮した造形魂!!】

ガメラのデザインはシルエットこそカメそのものですが、各部のディテールは現実のそれとは大きく異なります。そんな一見あり得ない形状を生命感溢れる造形にまとめあげたのは海洋堂の松村しのぶ、言わずと知れた生物造形の第一人者です。
造形の特徴として、特撮リボルテックではどの作品でも“担当する造型師が可動やギミックまで全てを造形する”システムを採っています。普段の作品ではまず関わらない“可動”など決して得意ではないでしょうが、制作する側からのアイデアを立体物として提案し、海洋堂本社で「遊べるフィギュア」として調整するという流れで開発を進めていきます(内容によっては大きく造り替えることもあるのです)。

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【インパクト絶大!!渾身の変形ギミック!!】

最大の特徴である「飛行状態への変形」は、海洋堂造形室のギミック担当(?)大津のアイデアによるもの。ボディが大きく開くギミックは本社でも誰もが言葉を失うほど衝撃的なものでした…収納された頭部の鼻先がちょこっと覗けて見えるのがチャームポイントです(笑)


6月には宿敵ギャオス(1967年版)も登場予定です。こちらもギミックやオプションパーツ盛りだくさんの内容でお届けしますので、是非揃えて対決させてください。

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©角川映画


特撮研究家の面白話:ガメラ[1967]

スクリーンが似合った大怪獣ガメラ!
回転ジェットで飛び出す!!

「大怪獣ガメラ」(1965、湯浅憲明監督)の元イメージは永田雅一社長が乗っていた旅客機の窓から下を見ていて、カメによく似た島があって、そばを雲が流れていてふと「空をとぶ大亀の怪獣映画を作ったらどうだろう」と思いついてスタートしたというエピソードがある。
 企画会議に提案が出て、脚本家の高橋二三氏が「火喰いガメ、東京を襲う」というプロットをまとめあげた。
火喰い竜サラマンダーという翼を持つドラゴンの伝説は、よくヨーロッパにあるけど、それをカメに応用して北極圏のイヌイット族が伝説として恐れていた怪獣で、火を吐いて飛ばそうというのは高橋二三氏の名アイデアだった。

大映東京撮影所の32歳の湯浅憲明監督が演出を指名され、湯浅監督は助監督でよくついていた師匠の井上梅次監督を訪ねて、「会社から怪獣映画の話をやれと言われてるんですけど、僕にやれるでしょうか?」と相談した。
「バカ野郎!監督は何でも撮れるんだ。怪獣だって映画にしてみせろ。何だって映画にできる才能が監督なんだ!」と言われ、
「目が覚めたというか、あっ、やっていいんだ。かたく考えすぎてたのが、スーッと肩が楽になってね。特撮は8ミリフィルムで学生の頃マッチをコマ撮りしたり、好きで作ってたから、よーし、やるぞと思ったんだ。」と湯浅監督が話していたのを思いだす。

ガメラの怪獣デザインは、大映の井上章美術監督がデザインして、会社を設立したばかりのエキス・プロの八木正夫氏が中心になって、東宝で怪獣造形を手がけていた村瀬継蔵氏たちが手伝い、ガメラのぬいぐるみを完成させた。
「大怪獣ガメラ」の特撮は「宇宙人東京に現わる」を手がけた築地米三郎特撮カメラマンが特撮監督になって、アニメーションを使ってガメラの飛行シーンのスピード感を出したり、ガメラのぬいぐるみの口からガソリンとプロパンガスを使って本物の火炎を吐かせたり(ぬいぐるみは無人で撮影したが、炎が中に逆流してぬいぐるみの中が燃えたり、築地特撮監督がふと不安になり、中を無人にしなければ大変な事故になるところだった)、モノクロをうまく利用した大掛かりな東京の都市ミニチュアを襲うガメラと見応えがあった。

 映画はシリーズ化され「大怪獣決闘ガメラ対バルゴン」(1966年、田中重雄監督)では、築地米三郎氏が大映を辞めたため湯浅憲明監督が特撮監督に就任して、カラー画面の中、ガメラとバルゴンの激闘を描きだした。第3作になる「大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」(1967年、湯浅憲明監督)では、湯浅監督は特撮監督を兼任して、1971年の第7作「ガメラ対深海怪獣ジグラ」までドラマ部分と特撮シーンを一人で演出するスタイルを続けていく。

 ガメラの怪獣映画の魅力は、ガメラの火炎攻撃に対してバルゴンの冷凍液攻撃、ギャオスの超音波光線と対決怪獣のはっきりしたスーパー能力、そしてガメラが低温で冬眠したり、大火災や噴火を食料として嗅ぎつけたり、バルゴンの皮膚が水に長く浸かっていると溶けて破壊されたり、ギャオスが骨格のために回転に弱かったり、切断された足が再生したり、生物的弱点や設定が子供にも分かりやすい形でストーリーに消化されていて、なにか生き物っぽい怪獣の特徴が個性になっていた。
東宝の怪獣映画ではキングギドラやエビラ、クモンガ、カマキラスと、ガメラと同時代になると生物的特徴や弱点は強調されていなかった。ゴジラは相手の弱点をつくストーリーは作れなかったのだ。
 動物好きの子供にとって、ガメラとそのライバル怪獣たちはどう猛な野生動物の香りがあったんじゃないだろうか。決戦場へ空から飛来するガメラの駆けつけてくるスピード感も魅力だった。バルゴン以下のライバル怪獣も井上章美術監督がデザインしていた。

 湯浅監督が2003年アメリカの怪獣ファン大会に招かれ、帰られた時「アメリカのファンはどうでした?」と感想を聞いたことがある。
「いやー、ガメラのファンが多いのにビックリした。ギャオスの超音波光線で手をザックリ切られて緑の血を流すのが痛そうだったり、バイラスにお腹をグサッと刺されてガメラ危うしと思ったり、ジャイガーの子供を産みつけられて、皮膚が透明になったガメラを心配したり、ハラハラしたって言うんだよ。たしかに、敵を凶悪な強いヤツにしようと工夫したからね。戦いも三回戦で趣向や作戦を変えてガメラの知恵を見せたり…。でもアメリカの子供たちがそれを喜んで、ガメラに感情移入して大人になっても忘れられないって言ってくれるとは思ってもみなかった。がんばって撮っておいてよかったな~と思ったね。」
笑いながらうれしそうに語ってくれた。

 今回、特撮リボルテックがモデル化したのはカラー化された「怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」のファンが一番思い入れのある充実した時期のガメラで、そのつぶらな大きな眼とヤスリ状の皮膚の精悍な目の下の表皮、力強い下アゴから生えた牙、そして特徴的な背中の甲羅、タテヨコにクロスした溝の平面の腹部、そして力強い手足。カメでしかないのに、直立させて戦闘的に見えるメリハリのあるデザインラインは、デザインと造形スタッフのセンスの賜物だ。ガメラはライトを仕込んだ眼が特徴で、ゴジラとはそこが好対照なのだ。6月1日には「怪獣空中戦ガメラ対ギャオス」の昭和版ギャオスも特撮リボルテックで発売される。ギャオスの足をくわえたり、山間部で対決してガメラを襲う超音波光線でザックリ手が切られたり、映画の名シーンをぜひ再現してほしい。回転ジェットのオプションパーツの妙味もぜひ楽しんでください。
(特撮研究家:池田 憲章)